冥途のみやげ~「吉野の桜」
日本一の桜といわれる吉野山の千本桜。一生に一度はちゃんと見ておきたいという念願がやっと叶いまして、今回から始める「冥途のみやげ」シリーズであの世に持っていきたい美しい旅の思い出などをつづってみたいと思います。毎年大勢の観光客が訪れる名所なので関西人でも混雑ぶりを避けがちで、私もドライブ越しにチラッと見たぐらいなのですが、先日アラフィフの記念すべき誕生日を迎えたので思い切ってお祝い気分で吉野に訪れました。今年は例年よりも開花が早まり、最終の見頃に間に合ってタイミングもよかったようです☆
吉野山の桜は山嶽仏教の修験道の本尊である蔵王権現の神木として広がったとされますが、その本山の金峯山寺がこちらで、毎年春にご本尊三体がご開帳されます。国宝仁王門の大修理が行われていましたが、とても立派な風格のある寺院で修験道を思わせる厳しさと清々しさも感じましたね。ちなみにこちらのおみくじが私の祈願通りの内容でびっくりしました!この近くの萬松堂の甘さ控えめの大人の草餅も美味しかったです♪
興味津々だったのは、源義経や後醍醐天皇、豊臣秀吉ゆかりの吉水神社。最初の吉野山の桜はこちらの神社から撮ったものですが、秀吉公も“絶景じゃ!絶景じゃ!”とたいそう喜ばれたそうで、私も同じ思いでした!重要文化財やご宝物の展示もあり、このような美しい庭があって金峯山寺も見えます。
実はこちらは“邪気祓い所”として有名で、修験者たちの祈りの場として邪気祓いの作法である「九字真法」が伝わったようですが、それが奥に写っている門の場所であまりにも本格的で響きのある鐘をつくことで精一杯でした。お守りも“邪気”と書かれた独特なもので一ついただきましたが、私も開運スタイルでよく“白シャツは邪気祓い効果あり!”と言っていたのでとても親近感がありましたね(笑)。私はここが一番リラックスできて心地よかったですね~♪
誕生日のお祝いにご馳走してもらいましたが、吉野名物の葛うどんもつるつるとして美味しかったですし、林とうふ店の豆乳のドーナツやソフトクリームも美味しかったですね☆
吉野山を見ながら温泉の露天風呂を楽しめる宝の家もよかったです!
バースデイ記念ショットとして恥ずかしながら、本サイトのトップ画像を“吉野桜と私”でアップしましたが、こちらの写真も冥途のみやげにしたいと思っております(笑)
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