「般若心経」の教え

今年最後の仏滅の日ということもあり、本年いろいろあった無宗教の私が心をリセットしたいと始めた"読経習慣"についてちょっと触れてみたいと思います。
262文字の最も短いお経として多くの人に親しまれる「般若心経」をほぼ毎日、仏壇に焼香する際に唱えてましたが、やはり心が安らぎますね。画像はマイ経本ですが、携帯用なので生きている間に行ってみたい四国八十八ヶ所巡りのときにも役立ちそうです♪
毎日のように唱えていても意外と分かっていないのが、「般若心経」の意味。日本一分かりやすいといわれる現代語訳をご紹介します~


“この教えは、お釈迦さんを覚らせた仏さまがおっしゃったもので、心が豊かに、安らかになるための素晴らしい智慧のエッセンスについてのものなんだ。

観音さまっていう、とっても心のバランスがとれた仏さまがいるんだけど、その仏さまが、ある時、心静かに物事を観察していたら、心に何のわだかまりもなくなったんだ。そして、この世の中には何一つとして、永遠不滅で、変わらないものは無いっていうことがわかったんだ。

舎利子君、いいかい。物事は、その働きも、存在も、いろいろな条件が重なってそうなっているんだ。だから、その条件が変われば、結果も変わってくる。その条件は刻々と変化しているんだ。世の中はすべてそういう具合になっているんだ。

舎利子君、よくお聞きよ。色々な条件の中には自分の努力というのもあるけど、それだけじゃないんだ。ほかにも色々な、私たちには想像もつかないような条件が入り込んでいるんだ。

どんなものでも無数の条件でそこにあるのだから、何もないところから突然何かが出現するっていうこともないし、いきなり何にも無くなってしまうということもないっていうことさ。無くなるにしても何かの条件があるはずだからね。

物事は一見増えたり減ったりすることがあるけど、よく考えてみれば、ある場所から別の所へ移っただけなんだ。実質は増えても減ってもいないんだよ。

ちょっとびっくりするかもしれないけど、物だってさまざま条件によって変化しているし、私たちが頭で考えることだって、常に変化しているんだ。その日の気分っていうのがあるだろう。それと同じだよ。いつも自分は同じだと思っていたって、違っているんだ。なかなかそのことに気がつかないことが多いけどね。

よく人は年はとりたくないとか死にたくないって言うけど、じゃ年を取るって何だろう。死んじゃうってどういうことなんだろう。年を取るっていうのはある意味では成長するっていうことだろう。死にたくないっていうけど、それは死んだ後のことがわからないからだろう。じゃ私たちが生まれる前って何だったんだろう。きっと生まれる前と死んだ後は同じだよ。

私たちはこだわり過ぎるんだ。色々なことにね。こだわるっていうことは、そこにじっとしているっていうことだ。じっとしていたんじゃ他の素晴らしい世界を知ることもできないんじゃないかな。

仏さまたちはみんな、物事やその働きを心静かに観察して、そこから共通の法則を見つけ出したんだ。それを見つけ出すと、心が自由自在になるんだ。何かを恐がることもないし、現実を無視して「こうであったらいいのになあ」なんて夢見るようなことも考えないんだ。

こういう考え方というか、感性を身につけるのに、とっても素晴らしい呪文があるんだ。それはね、
ギャーテー・ギャーテー・ハーラーギャーテー・ハラソーギャーテー・ボージー・ソワカっていう呪文さ。”  (訳・名取芳彦)


私が最初に般若心経の意味を知ったときは、あまりにも現代的で驚きました!宇宙や科学、量子論なども深くついているようで、この世の真実を唱えている印象がありましたね。
何とか無事に今年を乗り切れそうですが、この素晴らしい般若心経のお陰のように感じます☆


AnMaki☆BLOG

安西真希(占術家・ライフスタイルアドバイザー)さまざまなニュースネタから、おひとりさま終活問題・集団ストーカー被害など、いろいろぶっちゃけるプライベートブログです~! ◆メインサイト:https://light-garden.amebaownd.com/