「樹木希林」という人
毎年11月ぐらいからバタバタして、アッという間に一年が過ぎてしまう感じですが、今年も残すところ約一カ月となり、ちょっと振り返ることができました。
今年はお伝えしてますように節目の年でいろんなことが重なり、いろいろ考えさせられる日々を送ってましたが、そんなとき、この方の言葉がよく心にしみ入りました。
私の終活ライフで最も気になる存在で、いつも学ばせていただいる女優・樹木希林さん。
全身ガンにもかかわらず、次々と映画に出演されている姿は奇跡的ですが、樹木さんといえば、宝島社広告の“終活宣言”で、絵画「オフィーリア」をモチーフに、“死ぬときぐらい好きにさせてよ”という樹木さんらしいお言葉。そのキャッチコピーに添えられてるフレーズをご紹介します~
人は必ず死ぬというのに、
長生きを叶える技術ばかりが進歩して、
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく、
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。
私も年齢を重ねて、この終活の域に達したいと思った言葉。
樹木さんはよく"死は日常"だとおっしゃいますが、死は特別なことでも悲劇でもなく、全ての生あるものに訪れる自然なこと。そんな当然なことも見失いがちな現代人にとって、樹木さんの言葉は人生を深く見つめるきっかけを与えてくれそうです。
樹木さんの終活は物を片づけて増やさないと贈り物も返される徹底ぶりなので、なかなか手本にできないですが、私にとって心の師匠のような存在なので、お元気でいてほしいと切に願ってます!
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