やはり節目の年です。。
私が最初にサイトをオープンしたのは2000年でダイアリーやブログを綴ってきましたが、家族のことであまり触れなかったことがあります。それは父のこと・・。私の父は堅実なイメージの公務員だったにもかかわらず、遊び人で周囲に散々迷惑をかけ、母と離婚になりました。それ以来、ずっと音信不通で全く存在感がなかったのですが、そんな父の訃報が先月ありました。その一報を知ったとき、正直生きてたんだなという不思議な思いと苦労した母より長生きしたことへの無念さを感じましたが、かなりの高齢で家族のいない中、がんばってたんだなという思いもありました。
旧サイトのブログでも触れたように、今年は私がこの仕事を始めて二十年目、母の十三回忌、愛猫タンゴの三回忌と節目の年で、そして父の死と・・、重なるときは重なるものだなと改めて感じましたが、私が占術で人生を見るという仕事をしてきてよかったなと思えるのは、父がどうしてこんな人生を歩むようになったのかということや、家族のそれぞれの運勢からこの時期に全て重なったことなどが運命的に妙に納得でき、俯瞰して物事が見られるようになったということです。
父と暮らしたのは9年でしたが、人生で取り返しのつかないことをしてしまった報いを受けることや、家族のいない孤独の中で生き抜く大変さを、最後に少し学ばせてもらったような気がします。離婚家庭で育ったことで結婚には慎重になり、更に自分の運勢にも離婚運(苦笑)があるということで、今後もお一人様を貫きそうな私ですが、今回のことで厳しい人生への覚悟のようなものが芽生えました。
父の供養は娘としてやらなければならないことの一つでしたが、これからは母と一緒に行っていきたいと思ってます。ふと気づきましたが、旧ブログの母と野際陽子さんの恐れ多い共通点で同じ名前、同い年、6月没、ボブヘアに続いて、“離婚、娘”という点もあり、名前つながりの運命の不思議さを改めて感じておりました。。
◆父のことを思いながら歩いたある日の夕暮れ
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